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星野源×高橋一生スペシャル対談「お互い変わらずにいてくれたことがうれしかった」(ぴあ)

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出典元: 星野源、高橋一生

移動人数1万人。移動距離は600km。国替えによって姫路(兵庫)から日田(大分)まで引っ越しをすることになった藩士たちの奮闘を描いた映画『引っ越し大名!』が8月30日(金)より公開される。藩の命運を握る超難関プロジェクト。それを中心に立って引っ張ったのが、総責任者の片桐春之介と、春之介の幼なじみ・鷹村源右衛門だ。片桐役を演じた星野源と、鷹村役を演じた高橋一生は、2005年に上演された舞台『アイスクリームマン』で初共演。当時20代だったふたりは14年のときを経て、人気と実力を兼ね備えたスター俳優へと成長した。お互いのブレイクをどう見ていたのだろう。

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「僕は源ちゃんは源ちゃんだと思っているので、こうやってお会いしても、何も変わっていないです。もちろん自分自身に付加されていくものや、評価される場所や人も増えただろうと思いますが、それによって本質的に変わってしまう人ではないとわかっているので。メディアで顔を見ることが増えたときも『源ちゃんのままでいてくれるんだな』と感じて勇気づけられていました」(高橋)

「僕は活動を見ながら、ああこれは大変だろうなあと。やっぱり結構厳しい職業じゃないですか(笑)。売れていく中で変わっちゃう人も多いと思うんですけど、その中で変わらずにいようとしている感じがあって。しっかり耐えているな、わかる、えらいって、そういう感じです(笑)」(星野)

「ありがとうございます(笑)」(高橋)

「自分もそうありたいと思って活動してきたので。いっちゃんが活躍しているさまを見て改めて自分も頑張ろうって思いました」(星野)

その後、星野がレギュラー出演していたドラマ『11人もいる!』で高橋がゲスト出演をしたことはあったが、直接絡む場面はなかった。今作で久しぶりにお互いの芝居を肌で感じたことで、ふたりの胸にはどんな感触が残ったのか聞いてみた。

「ぼくは現場で芝居の話をする人が苦手で。いっちゃんもまったくしない人なんですよね」(星野)

「現場でそういう話をしてしまったら、私はこれからこういうことをやりますという発表会になってしまう。 そうすると会話にならないんです」(高橋)

「僕も同じで。ちゃんと芝居で受けたいじゃないですか。いっちゃんはその場その場で面白いことをやってくれる。(濱田)岳ちゃんとか、この現場の人はみんなそうでありがたいなと思ったんですけど、特にいっちゃんとは一緒のシーンが多かったので、なおさらそう思ったというか。鷹村としてやってきたことに対して僕が受けると、それに反応してまた鷹村のお芝居が変わる。純粋にお芝居をやっている楽しさを感じられました」(星野)

「こちらがお芝居を変えても、源ちゃんはすべて対応してくれるんです。コメディで時代劇だと、どこか変に現代的になりすぎてしま恐れも出てくると思うんですが、この映画はちゃんと時代劇なんです。みんながそういうお芝居ができる空気にしてくれたのは、座長だと思います」(高橋)

予算のない国替え。引っ越しを成功させるためには、家財を減らしたり、時には今で言うリストラも断行しなければならなかった。春之介もまた人事部長さながらの苦渋の決断に迫られる。

「春之介が出した案って、ものすごいアイデアだと思うんですね。藩士である彼らにとっては本当に嫌だったと思うし。それでも仲間たちがやるよと言ってくれたのは、春之介の絶対に最後まで諦めない気持ちに打たれたから。これまでの時代劇とはまったく違ったアイデアで、藩士の誇りと絆を表現したところが、この作品の魅力なのかなと思います」(星野)

「日本人は、どこか人の顔色を伺うとか、空気を感じる能力に人一倍長けている人種だと思っていて。そういう社会でやっていくには辛酸を舐めることもある。その一方で、そこに何か活路を見いだす人がいて、それがこの作品の春之介のような人だと思うんです。突拍子もないアイデアを出すことによって、状況を打破し、前進する。その姿を見て、こうあるべきだなと思いましたし、こういう気概が時代劇ではあるけれど現代の人々にも通じるお話になっている理由なんじゃないかと感じました。そこがこの作品の素敵なところだと思います」(高橋)

映画『引っ越し大名!』は8月30日(金)より全国一斉公開。

撮影/高橋那月、取材・文/横川良明






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