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キウェテル・イジョフォー初監督作 『風をつかまえた少年』が公開中(ぴあ)




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出典元: 『風をつかまえた少年』

『それでも夜は明ける』主演のキウェテル・イジョフォーが初監督を務めた、『風をつかまえた少年』が現在公開中。荒れ果てた土地の真ん中で生活する、ひとりの少年の姿を見つめた作品だ。

この物語は、2001年に大きな干ばつが襲ったアフリカの最貧国マラウイを舞台に、飢餓による貧困のため学校に通うことを断念した14歳の少年ウィリアム・カムクワンバが、図書館で出会った一冊の本を元に、独学で廃品を利用した風力発電を作り上げ、家族と自身の未来を切り開いた奇跡の実話だ。

ウィリアムのこの体験を基にした本『風をつかまえた少年』(文藝春秋刊)は、瞬く間に話題となり世界23カ国で翻訳。アル・ゴア元副大統領や、日本でも池上彰氏が絶賛し、2011年社団法人全国図書館協議会の夏休みの本にも選出されている。

アフリカ・マラウイに生まれたウィリアムは、廃品を利用して風力発電ができる風車を自宅の裏庭に製作し、マラウイの電気の世帯普及率が2パーセント台のなか、自宅に明かりを灯すことに成功。その過程を描いた本作は、家族のために奮闘する、ひとりの少年のひたむきな姿が観る者の胸を強く打つ。

第86回アカデミー賞作品賞を受賞した『それでも夜は明ける』主演のイジョフォーは、2010年の出版当時に原作を読み、驚くべき意思の強さにより、行く手を阻むあらゆる困難を乗り越えていく主人公の物語に心を打たれたらしい。彼は構想に9年をかけ、脚本も手がけ、初の長編映画として完成させた。

主人公のウィリアムを演じるのは、本作で初めて演技に挑んだマックスウェル・シンバ。みずみずしい演技で、少年の真っ直ぐな想いを体現する。さらに監督のイジョフォーは、ウィリアムの父トライウェル役を演じ、生死を左右する極限状態の中、息子に希望を託した父の姿を好演している。ヨーロッパでのお披露目となった2018年のベルリン映画祭では上映後のスタンディングオベーションが鳴り止まず、批評家や観客から熱狂的に迎えられた。

“電気で家族を助けたい”、そんな少年の真っ直ぐな思いが未来を切り開いていく、学ぶことの本当の意味を教えるこの夏1番の感動の物語を、ぜひとも劇場で堪能していただきたい。

『風をつかまえた少年』
全国公開中



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