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観客もチームの一員に! 世界各国で大好評の4DX版『スパイダーマン:スパイダーバース』(ぴあ映画生活)

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出典元: 4DX“風”の効果により、高層ビルからダイブする感覚が味わえる

先のアカデミー賞で長編アニメーション賞に輝いた『スパイダーマン:スパイダーバース』。おなじみのヒーロー、スパイダーマンが何人も登場してチームを組むという奇想天外なコンセプトを、革新的なビジュアルとハートフルなストーリーで魅せる傑作だ。日本でも劇場公開が始まったばかりだが、先行して公開されたイギリス、フランス、北米、韓国など世界各国では4DX版が大好評を博しているという。

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4DXといえば、シーンに合わせて椅子が動くなど、さまざまな物理的効果で臨場感を高めてくれる上映形式で、確かに『スパイダーマン:スパイダーバース』との相性は抜群にいい。
 
そもそも本作は「スパイダーマンが死亡!」というショッキングな展開に始まり、後を継ぐことになった少年マイルスが、パラレルワールドから集まった何人ものスパイダーマンとチームを組むといういささか入り組んだ内容。しかし、個性豊かな各スパイダーマンの世界観に合わせて映像スタイルを変えるなど、膨大な情報がビジュアルとして目に飛び込んでくることで、誰もが理屈抜きで楽しめるようになっている。
 
そして万華鏡のように変化するビジュアルをみごとに補完してくれるのが4DX効果。例えば主人公マイルスが学校の行く時には、流れるヒップホップ系のリズムが椅子からも振動として伝わり、校舎に入る時はカメラワークに合わせて椅子がゆっくりと動く。それによって学校に馴染めていないマイルスの宙ぶらりんな気持ちも伝わってくるのだ。
 
もちろんスパイダーマンがニューヨークの摩天楼を飛び回るシーンでは、4DX効果によって自分がスパイダーマンになったかのような爽快感が味わえる。特に客席全体に巻き起こる“風”の効果によって、高層ビルのてっぺんからダイブする“滑空”感とシンクロできるのは「スパイダーマン」映画ならでは。また、スパイダーマンの腕から糸が飛び出すウェブシューターの表現は、鋭い空気の球を発するエアーショット効果がばっちりカバーしてくれる。
 
しかし、一番『スパイダーバース』の4DX版をおすすめしたい理由は、この物語が「ヒーローの孤独」を扱っているからだ。本作のスパイダーマンたちはそれぞれの世界で独りで戦ってきたのだが、パラレルワールドの扉が開いたことで初めて仲間ができる。彼らは互いに「君の気持がわかる」と相手を思いやることができるのだ。
 
現実の世界に生きるわれわれが「スパイダーマンの気持ち」を100%理解することは難しい。しかし4DXでは、主人公マイルスが新米スパイダーマンにとして戸惑ったり、高揚したりする感覚を、五感を通じて感じることができる。そして身体全体でスパイダーマンの世界を味わうことで、自分もチームの一員のような一体感に包まれ、気がつけば感動も4割増しになるという、アクションとエモーションの相乗効果が起きているのだ! きっと本作は、『パシフィック・リム』や『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』のように、映画ファンたちに“4DXの殿堂”入り作品として記憶されるに違いない。

取材・文:村山 章

『スパイダーマン:スパイダーバース』
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