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彼女は一体、何者なのか? 監督が語る『キャプテン・マーベル』(ぴあ映画生活)

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出典元: アンナ・ボーデン&ライアン・フレック監督

マーベルの新作映画『キャプテン・マーベル』が15日(金)から公開になる。本作は、記憶を失った女性ヴァースが主人公で、物語が進むにつれて謎が明かされ、劇中にはアッと驚くサプライズも描かれるという。マーベル映画史上、最も“先の読めない”映画はどのようにして生まれたのか? 監督と脚本を務めたアンナ・ボーデン&ライアン・フレックに話を聞いた。

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マーベル映画はこれまでにもジョン・ワッツ(『スパイダーマン:ホームカミング』)やタイカ・ワイティティ(『マイティ・ソー バトルロイヤル』)、ライアン・クーグラー(『ブラックパンサー』)など勢いのある若手監督を抜擢してきたが、本作では『ワイルド・ギャンブル』などの作品で注目を集めるボーデン&フレックのコンビに舵取りを任せた。

「マーベルの人たちに最初に会う時、僕たちがこのキャラクターの真髄をうまく捉えることができるのか心配でした」とフレック監督は振り返る。「でも、僕たちはケリー・スー・デコニックが執筆したコミックに親しみがありましたから、あそこで描かれていたキャプテン・マーベルの魅力、力強さ、欠陥、もろさ……そのすべてを複雑かつダイナミックに映画で描きたいとプレゼンしたんです」(フレック監督)

単に強かったり、頼りがいがあるだけでなく、欠点もあり、未熟な部分もある主人公を描こうとする監督たちのプランはマーベルの製作陣から評価された。「この映画では、キャラクターそれぞれに異なるふたつの側面が描かれていて、それを観るのも楽しい作品になっています」(ボーデン監督)

その上、本作の主人公は過去の記憶を失っている。映画の冒頭、彼女は地球から遠く離れたクリー帝国のエリート戦士で、圧倒的なパワーを武器に活躍しているが、6年前の事故がきっかけで、自身が一体どこからやってきたのか? 自分は何者なのか? パワーの源はどこにあるのか? に関する記憶が一切なく、謎の記憶が突然、脳内にフラッシュバックすることに悩まされている。

ある日、彼女はミッション中に地球に不時着し、なぜか“この場所を知っている”と感じる。そこで彼女は、地球の安全を脅かすあらゆる脅威に備えて活動していたエージェント、ニック・フューリーの助けを借りながら自身の過去を取り戻そうとする。つまり、本作ではこれまでのマーベル映画と異なり、主人公が映画の冒頭から強大なパワーを手にしているようだ。「そうです。本作では、主人公が物語の冒頭からすごい能力を持っていて、物語が進むにつれて彼女がどんな人物なのかがわかってくる珍しい構造を持っています」(ボーデン監督)

地球に飛来したヴァースは、『アベンジャーズ』シリーズでおなじみのフューリーと旅に出る。「この映画ではロードムービーの要素が大切でした。ヴァースとフューリーのコンビが一緒に捜査をしていくわけです。脚本を書く上では『ミッドナイト・ラン』を参考にしましたし、劇中には『フレンチ・コネクション』のオマージュも登場しますよ」(ボーデン監督)

さらにふたりは本作を作る上で『ロボコップ』を参考にしたという。悪党に撃たれた警官は改造され、ロボコップになって目を覚ますが、過去の記憶を失っている。そこで彼は思う。俺は一体、誰なのか? 物語が進んでいくに連れて彼の過去の記憶は甦っていくが、ヴァースも同様に過去を失った状態から始まり、旅を経て自分を取り戻していくのだ。「観客のみなさんは“玉ねぎの皮”をひとつずつむいていくように、キャプテン・マーベルがどんな人物なのかを知っていくでしょう。ですから映画を製作する上では、断片的に描かれる彼女の記憶や過去がまとまった時にちゃんとした像を結ぶように集中して描いていきました」(ボーデン監督)

『キャプテン・マーベル』はこれまでのマーベル映画と違い、普通の人間があれこれあって最終的にパワーのあるヒーローになる定型を踏まない。彼女が何者なのか? 彼女はどこに向かうのか? 観客もヴァース自身もわからないのだ。「観客のみなさんはヴァースに寄り添って旅をして、彼女と一緒にキャプテン・マーベルのことを知っていくことになりますから、物語の最後に得られる喜びは大きなものになると思います!」(ボーデン監督)。「この映画でヴァースは様々な感情を経験しますから、観客のみなさんも同じように様々な感情を体験してもらえると思います!」(フレック監督)

『キャプテン・マーベル』
3月15日(金)より全国公開






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