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『トラさん』の世界観はこうして生まれた! 筧昌也監督による、絵コンテ公開(ぴあ映画生活)




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出典元: 『トラさん~僕が猫になったワケ~』絵コンテ

Kis-My-Ft2の北山宏光が映画初出演にして初主演を飾り、多部未華子、平澤宏々路、飯豊まりえ、富山えり子、要潤、そしてバカリズムと、個性豊かなキャスト陣が集結した『トラさん~僕が猫になったワケ~』が絶賛公開中。この度、監督の筧昌也が描いた、まるで“漫画”のようなハイクオリティな絵コンテが公開された。

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本作は、ある日突然死んだ男が猫の姿で家族の元に戻ってくるという、ファンタジーな世界観と温かいストーリーで人気を博したマンガ『トラさん』(板羽皆/集英社マーガレットコミックス刊)を原作としたもの。売れないマンガ家の高畑寿々男(北山)は、妻・奈津子(多部)がパートで稼いだお金をギャンブルに使い、お気楽な生活を送っていたが、ある日突然、交通事故であっけなく死んでしまう。そんな寿々男に“あの世の関所”が下した判決は、「執行猶予1カ月、過去の愚かな人生を挽回せよ。但し、猫の姿で」というものだ。トラ猫の姿で奈津子と実優(平澤)のもとに戻った寿々男は、“トラさん”と名付けられて高畑家で飼われることになる。愛する家族のために何かしたいと思うトラさん=寿々男だが、猫だから言葉さえ通じない。寿々男は、家族に何ができるのか。

公開を迎え、SNSでは、「トラさん可愛すぎ……」「中盤から泣きっぱなしでこんなに泣けると思わなかった!」「想像を遥かに超える感動作」などの声が上がっており、北山扮するキュートなトラさんの姿はもちろんのこと、温かくも切ない物語、そしてファンタジーな世界観が反響を呼んでいる。ぴあ映画初日満足度2位(2月16日ぴあ調べ)にもランクインし、各映画サイトでの満足度調査やレビューランキングでも好成績を軒並み記録。さらに各界からは、“人間が猫を演じている”斬新な猫スーツ姿のビジュアルインパクトにも、“感涙”の声が相次いでおり、爆笑問題やよゐこの濱口優、キャイ~ンの天野ひろゆき、ロバートの秋山竜次らも絶賛。そして、漫画家・永田狐子、ゲームデザイナー・中村誠、イラストレーターのヒョーゴノスケ、さわぐちけいすけといった人気のクリエイター陣もこぞって本作の“想像を超えた”クオリティの高さに胸を打たれているようだ。

そんな中、公開された筧監督の絵コンテ。筧監督は、演出家や脚本家、イラストレーターなど、さまざまな顔を持つ気鋭のクリエイターだ。大学卒業後、企業VPの制作会社で主にアニメーションを手がけたのち、2003年に『美女缶』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門グランプリなど数々の賞を獲得。2005年には『世にも奇妙な物語 春の特別編』で、妻夫木聡主演で同作品がリメイクされ、その後、2008年に伊坂幸太郎原作・金城武主演の『Sweer Rain 死神の精度』で長編映画監督としてデビュー。以降、主にドラマを手がけ、近年では、バカリズムの脚本が話題となった『素敵な選TAXI』や『黒い十人の秋山』、そして人気YouTuber・はじめしゃちょーが初主演するドラマ『The Fake Show』など、注目作を次々に手がけている。本作でも、トラさんの猫スーツをデザインから手がけるなど、その才能を存分に表現に活かしているのだ。

公開となったのは、“あの世の関所”で裁判長(バカリズム)によって人生を挽回することを言い渡され、寿々男がトラ猫の姿で現世に戻った直後のシーンのもの。空中からヒラヒラとお札が降ってくるイメージや、寿々男が車にはねられそうになって猫の目になる様子、そして自分が猫の姿になっていることに気付いて仰天する表情などが、細かい指示とともに書き込まれている。トラさん=寿々男の演出について、「形態模写をし過ぎると擬人化している意味がなく、実写映画=俳優の魅力を出すことの意味を熟考し、その塩梅は常に意識していた」と語る筧監督。まるで監督の頭の中で描かれるイメージが、そのままダイレクトに伝わってくるかのような絵コンテに仕上がっているが、それもそのはず、監督になる前は元々漫画家志望で、過去には漫画誌で新人賞を受賞したほどの腕前を持っているのだ。

撮影中、実優が描いたという設定の漫画は、“小学4年生が頑張って描いた”雰囲気が伝わるよう、監督自らあえて“下手うま”なテイストで書き下ろしていたり、さらには寿々男が漫画を描くときのペンの種類にまでこだわっていたという。撮影以外のところでも、本作の宣伝のため、自身のTwitterで撮影秘話等を振り返る漫画『#バックトゥザトラさん』を公開まで毎日アップし続けるなど、その画力はあらゆるところで発揮されている。

今回公開された絵コンテからも、元“漫画家”ならではのアプローチを生かして、原作の雰囲気を大切にしつつ、細部まで丁寧にこだわり作り込まれた世界観に仕上がっていることがうかがえる。そんな監督のあくなきこだわりとセンスが、本作には凝縮されているのだ。

『トラさん~僕が猫になったワケ~』
公開中



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